ご挨拶
日本分析機器工業会(JAIMA)会長の足立でございます。
皆様には日頃より、JAIMAの事業にご支援とご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
さて、当工業会においては、大きく変化する世界において、JAIMAの存在意義を強化するために、2024年度も引き続き「工業会活動の活性化と連携強化」「新技術・新事業開発」「情報発信の強化」「活動人財の確保・育成」「JASISのさらなる発展」の5つの分野に注力します。
最近においては、分析業界以外の企業の方も私達の取組みにご賛同いただき、新規会員として参加され、一緒に活動いただけることを大変うれしく思っております。
少し具体的な活動をご紹介させて頂きますと、先ずは業界共通で分析データを統合管理、運営するための共通データフォーマット「MaiML」の開発に取り組み、この5月にJIS規格として制定されました。今後、ISO規格化に向けた活動を進めて、デジタルラボのグローバルな動きへの積極的な参画を進める予定でございます。
次に次世代の人財育成としては、アカデミアとの連携による機器分析講座や、分析機器利用者技術研修プログラム認定の実施による、分析化学教育プログラムへの参画や、JAIMA会員企業の若手社員を対象とした「中堅若手人財ワークショップ」の2期目を終了し、若手社員の社会課題に対する視野の拡大とともに、交流促進を進めてまいりました。
そして、当工業会の最も重要な事業と位置付けています「JASIS」ですが、今年は昨年を上回る規模で、最新の分析機器とアプリケーション確認と各種セミナーでの情報入手と交流ができるJASISへの期待が高まっております。
これまでJASISと縁のなかったデジタル系データサイエンスや新材料に関連するスタートアップ企業の参画企画も進めております。またオンラインでの集客ではJASIS WebExpo®のリニューアルを実施し集客強化に努めます。是非、JASISにご期待いただければと思います。さらに、来年1月29日から31日までJASIS関西を実施します。
最後になりますが、これからも微力ながら当工業会並びに分析機器産業の発展に尽力してまいりたいと考えております。皆様のご理解とご支援を何卒宜しくお願いいたします。